フライングディスクを使ったゴルフ 「ディスクゴルフ」
欧米では多くのプレーヤーが週末にホームコースでディスクゴルフを楽しんでいる。
日本でも全国各地に50の公認コースがある。 JPDGA公認コース一覧
コースは9~27のホールからなり、各ホールのティーエリアからゴールバスケットにインするのに要した投数を合計し、より少ない投数でコースアウトすることを競う。
ボールゴルフ同様、距離を稼ぐティー・ショット、ゴールバスケットに寄せるアプローチ・ショット、ゴールバスケットに入れるパットがあるが、クラブを替えるかわりに、それぞれに適したディスクに替えてプレーを進める。
ディスク
これからディスクゴルフを始めるには、アプローチ・ディスクとパター、そしてマーカーとなるミニディスクを入手。
アプローチディスクは、リム部分がドライバーディスクに比べやや薄く握りやすい形状で、素直に真っ直ぐ飛ぶ。
飛距離は60~100m前後となり、ショートホールではティー・スロー時にアプローチディスクを使うこともある。
ドライバーディスクに比べ投げやすく、飛行軌道も素直なため練習には最適である。
パット用ディスク(パター)は15m以内の距離からゴールバスケットをめがけインさせるパットに使用する。
形状はやや厚めで、リム部分は丸または平ら、素材はチェーンに絡みやすい柔らかなものになってる。
ドライバーディスクは、空気抵抗を最小限にするために薄く・より長い時間回転を保つために周囲のリム部分に重量が配されている。
ドライバーはプロプレーヤーでは150m以上、上級者で100m前後、中級者で60~80m前後の飛距離となる。
その軌道はディスクの特性により異なるが、Sの字を描くように投げ出すことで、最大限の飛距離を得ることができる。
一方、ドライバーディスクのコントロールは繊細で、少しミスをしただけで大きく左右に流れてしまい、ゴールから離れてしまうことになる。
ディスクにより飛行特性がかなり異なるので、ディスクの基本スローを修得する前にドライバーディスクで練習することはすすめられない。
ディスクの飛行特性と重量
様々なメーカーから多数のディスクがリリースされている。
ディスクは各々飛行特性が異なる。飛行特性は「オーバー(ステイブル)」「アンダー(ステイブル)」と表現される。
国内では安全性を考慮し大会で使用できるディスク重量は159.9g以下に制限されている。
スタイル
ディスクゴルフコースは林間やなだらかな山の斜面に作られていることが多く、アウトドア向けの服装が適している。
シューズも同様で多くのプレーヤーはトレッキング用のシューズを履いてプレーしている。但し、ソール部分はあまり凹凸のないフラットなタイプが好まれ、また地面が濡れている場合もあるので防水機能をもつシューズが選ばれている。
ディスクバッグ
大会などでは多くのプレーヤーは15~30枚ほどのディスクをバッグに入れラウンドする。
これほど多くのディスクを携行するのは、コースに合わせた様々な飛行特性を持つディスクが必要なことと、プレー中のロストディスク(紛失)への対策。
角型のバッグや、背負型のバッグ、キャリーカートなどに積んでプレーする選手もいる。
収容ディスク枚数や好みに合わせて用意。
ルール・マナー
ディスクゴルフには公式ルールがあるので、詳細はJPDGA(日本ディスクゴルフ協会)サイトなどを参照する。
コース内外、練習・大会中を問わず、前方に人がいる時はスローしてはいけない。